Draw Thingsは設定項目が多く、最初は何をどう設定すればいいか迷います。
特にMacBook Air M5のように「そこそこ動くけど高負荷には限界がある」環境では、設定次第で品質・速度・発熱のバランスが大きく変わります。この記事では、M5 MacBook Airで快適に使うための設定値をモデル別にまとめます。

美帆さん、Draw Thingsって設定項目がたくさんあって何を変えればいいのかよく分からなくて…。

全部理解しようとしなくていいわ。最初に押さえるべき項目は5つだけ。それさえ分かれば8割の場面に対応できる。
まず押さえる5つの設定項目
Draw Thingsの設定画面には多くの項目がありますが、最初に理解しておくべきものは5つです。
- Steps(ステップ数):画像を生成するための計算回数。多いほど品質が上がるが時間と負荷が増える
- Guidance Scale(CFGスケール):プロンプトへの忠実度。高いほどプロンプト通りになるが不自然になりやすい
- Width / Height(解像度):生成する画像のサイズ。大きいほどきれいだが負荷と時間が増える
- Sampler(サンプラー):画像生成のアルゴリズム。モデルによって相性がある
- Seed(シード値):生成のランダム性を決める数値。同じシードを使うと同じ画像が再現できる
この5つがわかれば、設定をコントロールできるようになります。残りの項目は使いながら少しずつ覚えれば十分です。
モデル別の推奨設定:M5 MacBook Air 24GB向け
使うモデルによって最適な設定値が変わります。M5 MacBook Air 24GBを基準にした推奨値をまとめます。
SD1.5系(軽量・高速・アニメ系モデルが豊富)
| 設定項目 | 推奨値 |
|---|---|
| Steps | 20〜30 |
| Guidance Scale | 7〜8 |
| 解像度 | 512×512〜768×768 |
| Sampler | DPM++ 2M Karras |
| Batch Size | 1〜2 |
SD1.5系は最も軽量で、M5 MacBook Airでも快適に動きます。アニメ・イラスト系のモデルが豊富で、Civitaiから多くのモデルをダウンロードできます。初めてDraw Thingsを使う場合はSD1.5系モデルから試すのがおすすめです。
SDXL系(高解像度・フォトリアル系に強い)
| 設定項目 | 推奨値 |
|---|---|
| Steps | 25〜35 |
| Guidance Scale | 7〜8 |
| 解像度 | 1024×1024(ネイティブ) |
| Sampler | DPM++ 2M Karras |
| Batch Size | 1 |
SDXLはSD1.5より負荷が高く、生成時間も長くなります。解像度はネイティブの1024×1024が基本ですが、発熱が気になる場合は768×768に下げると改善されます。
FLUX.1系(最新・高品質・プロンプト追従性が高い)
| 設定項目 | FLUX.1 [schnell] | FLUX.1 [dev] |
|---|---|---|
| Steps | 4〜8 | 20〜30 |
| Guidance Scale | 1.0 | 3.5〜4.0 |
| 解像度 | 512×512〜1024×1024 | 512×512〜1024×1024 |
| Batch Size | 1 | 1 |
FLUXはGuidance Scale(CFGスケール)の設定が従来モデルと大きく異なります。schnellは1.0、devは3.5〜4.0が目安です。従来の7〜8のまま使うと画像が崩れるので注意してください。
FLUXモデルの詳しい使い方はこちらです。
👉 Draw ThingsでFLUXモデルを使う方法【MacBook Air M5対応】

FLUXのGuidance Scaleが1.0って、最初見たときびっくりしました。いつも7とか入れてたので。

FLUXはモデル自体がプロンプト追従性を内包しているから、CFGで強制する必要がないの。モデルが変わったら設定も変わる、これが設定で一番迷いやすいポイントよ。
発熱を抑えるための設定の工夫
M5 MacBook Airはファンレスのため、高負荷が続くと発熱しやすいです。設定で負荷を下げる工夫をまとめます。
- 解像度を下げる:解像度は負荷への影響が大きいです。512×512と1024×1024では処理量が4倍以上変わります。まず小さい解像度で試してから上げていくのがおすすめです
- Batch Sizeを1に固定する:複数枚を同時生成するBatch Sizeを2以上にすると負荷が急増します。M5 MacBook Airでは1枚ずつ生成する方が安定します
- ステップ数を最小限に抑える:SD1.5なら20、FLUXのschnellなら4〜6で十分な品質が出ます。30・40と増やすと発熱・時間ともに増えます
- 生成後にインターバルを入れる:連続生成せず、数枚生成したら少し本体を休ませる習慣をつけると長時間の使用が安定します
発熱問題の詳細については以下の記事で解説しています。
👉 MacBook Air M5でDraw Thingsを使うと本体が熱くなる問題
よくある設定ミスと対処法
ミス①:FLUXモデルなのにCFGを高く設定している
最もよくあるミスです。SD1.5用の設定をそのままFLUXに使うと、画像が破綻します。モデルを変えたらCFGスケールも必ずリセットしてください。FLUX.1 [schnell]なら1.0、FLUX.1 [dev]なら3.5〜4.0が目安です。
ミス②:解像度をSDXLモデルで512×512にしている
SDXLはネイティブ解像度が1024×1024に最適化されています。512×512で生成すると品質が著しく下がります。SDXLを使う場合は最低でも768×768以上を推奨します。
ミス③:ネガティブプロンプトを入れていない
SD1.5・SDXL系では「生成してほしくないもの」をネガティブプロンプトに入れると品質が上がります。よく使うネガティブプロンプトの例として「low quality, blurry, bad anatomy, extra fingers(低品質・ぼやけ・解剖学的な誤り・指の数が多い)」などがあります。FLUXはネガティブプロンプトの効果が薄いモデルです。
設定を保存して使い回す
Draw Thingsにはプリセット(設定の保存)機能があります。「いつも使う設定」を保存しておくと、毎回入力し直す手間がなくなります。
モデルごとにプリセットを作っておくのがおすすめです。「SD1.5用設定」「FLUX schnell用設定」のように名前をつけて保存しておくと、モデルを切り替えるたびにプリセットを読み込むだけで済みます。
また、気に入った画像が生成できたときのシード値を記録しておくと、後から同じ画像を再現できます。Draw Thingsでは生成した画像の詳細情報からシード値を確認できます。

プリセットがあるの知らなかったです!毎回同じ数字を入力してたので、これは時短になりますね。

毎回手入力してたなら、プリセット化は最優先でやって。作業効率がかなり変わるわよ。
まとめ:M5 MacBook Air向けの設定チェックリスト
- まず押さえる設定:Steps・Guidance Scale・解像度・Sampler・Seed の5つ
- SD1.5:Steps 20〜30、CFG 7〜8、解像度 512〜768px
- SDXL:Steps 25〜35、CFG 7〜8、解像度 1024px(最低768px)
- FLUX schnell:Steps 4〜8、CFG 1.0、Batch Size 1
- FLUX dev:Steps 20〜30、CFG 3.5〜4.0、Batch Size 1
- 発熱対策:解像度を下げる・Batch Sizeを1に・インターバルを入れる
- よく使う設定はプリセットに保存して使い回す
Draw Thingsは無料で使えるが、有料AIツールとの組み合わせ方や課金の整理については、こちらの記事が参考になる。
→ AIツールに課金しすぎて迷子になったので整理してみた【2026年版】
Draw Thingsの基本的なインストールと使い方はこちらで紹介しています。
よくある質問
Q:M5 MacBook Air 16GBと24GBで設定を変える必要がありますか?
16GBの場合は特に解像度とBatch Sizeを低めに設定することをおすすめします。SDXLやFLUXは16GBでは動作が不安定になる場合があります。24GBならSDXLまでは安定して動作します。
Q:サンプラーはどれを選べばいいですか?
SD1.5・SDXL系では「DPM++ 2M Karras」が安定していておすすめです。FLUXは専用のサンプラーが設定されているため変更不要です。サンプラーによって画像の雰囲気が変わるので、慣れてきたら色々試してみてください。
Q:設定を変えても品質が上がらない場合はどうすればいいですか?
設定よりもプロンプトの方が品質への影響が大きいことがあります。まずプロンプトを具体的に書き直してみてください。また、モデル自体を変えることで大きく変わることもあります。Civitaiで評価の高いモデルを試してみるのもおすすめです。
最終更新日:2026/05/09

