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MacBook Air M5にDraw Thingsを入れて、いざ画像を生成してみたら——本体がかなり熱くなりました。
「1枚生成するだけでこんなに熱くなるの?」と少し不安になったので、原因を調べてみました。この記事では、なぜ熱くなるのか・実際にどんな問題が起きうるか・現実的な対処法をまとめています。
同じように「熱くなって大丈夫かな?」と気になっている方の参考になれば幸いです。

美帆さん、Draw Thingsって使ってみましたか?わたし試してみたら、Macがすごく熱くなって…故障しないか心配で。

なるほどね。それ、壊れてるわけじゃないわよ。MacBook Air M5の構造上の特性。ちゃんと理由がある。

構造上の特性、ですか?

MacBook Airはファンレスなの。冷却ファンがないから、高負荷の処理をすると熱が逃げにくくて本体が熱くなりやすい。これ、AI画像生成に限った話じゃなくて、重い動画書き出しや3Dレンダリングでも同じよ。
実際どのくらい熱くなるか
FLUXシリーズなどの高負荷モデルで画像1枚を生成するだけでも、MacBook Airの底面やキーボード周辺がかなり熱くなります。
触れないほどの高温というわけではありませんが、「これ大丈夫かな?」と一瞬不安になるくらいの熱さです。特に膝の上に置いて使っていると、より熱さを感じやすいです。
複数枚を連続で生成したり、高解像度の設定にしたりするとさらに熱くなります。
なぜ熱くなるのか:ファンレス構造とAppleシリコンの仕組み
MacBook Air M5がAI画像生成で熱くなる理由は、大きく2つあります。
① ファンがない(ファンレス設計)
MacBook Airは軽量・静音を実現するためにファン(冷却ファン)を搭載していません。熱を外に逃がす仕組みが、本体のアルミ筐体からの放熱のみです。
MacBook Pro は冷却ファンを内蔵しているため、高負荷時に積極的に冷やすことができます。Air はその点で構造上不利です。
② AI画像生成はGPUに高負荷をかける
Draw ThingsはAppleシリコンのGPUを使って画像生成処理を行います。特にFLUXシリーズのような高精度モデルは、処理の負荷が非常に大きく、GPUをフル稼働させます。
加えてAppleシリコンはCPU・GPU・メモリが一体化した統合アーキテクチャです。それぞれが同じ基板上に集約されているぶん、熱が1か所に集中しやすい構造になっています。
熱くなると起きる問題:サーマルスロットリング
注意しておきたいのがサーマルスロットリングです。
サーマルスロットリングとは、チップが一定温度を超えたときに自動的にパフォーマンスを抑制して発熱を下げる仕組みのことです。つまり、熱くなりすぎると処理速度が意図的に落とされます。
ファンレスのMacBook Airは、MacBook Proより早い段階でサーマルスロットリングが発生しやすいとされています。連続で大量生成していると、途中から生成速度が落ちてきたと感じる場合は、これが原因の可能性があります。
ただし、サーマルスロットリングはあくまで「チップを守るための安全機能」です。壊れているわけではなく、設計通りの動作です。

壊れてるわけじゃないんですね、よかった。でも速度が落ちるのはちょっと困りますね…。

そのとおりね。だからこそ、少し工夫して熱を溜め込みにくくする使い方を意識しておくといいわよ。
現実的な対処法:できることとできないこと
ファンレスのMacBook Airで発熱を完全になくすことはできませんが、熱を溜め込みにくくする工夫はいくつかあります。
できること
- 冷却スタンドやパッドを使う:MacBook Airを浮かせて底面の放熱を促す。安価なアルミスタンドでも効果があります
- 涼しい室温で使う:室温が高いと放熱効率が落ちます。夏場はエアコンを使うだけで変わります
- 連続生成にインターバルを入れる:数枚生成したら少し休ませる。単純ですが有効です
- 軽量なモデルに切り替える:FLUXシリーズは高精度ですが負荷も高い。SD1.5などの軽量モデルに切り替えると発熱が抑えられます
- 生成解像度を下げる:512×512など小さめの解像度にすると処理負荷が減ります
できないこと
- ファン制御で冷やす:MacBook Airにはファンがないため、ソフトウェアでファンを制御することはできません
- 発熱をゼロにする:高負荷処理である以上、ある程度の発熱は避けられません。「熱くなりにくくする」のが現実的な目標です
長時間使うなら:MacBook Proとの違いを把握しておく
AI画像生成を頻繁にヘビーに使いたい場合は、MacBook Proを選ぶのが根本的な解決策です。
| モデル | 冷却方式 | 画像生成での特性 |
|---|---|---|
| MacBook Air M5 | ファンレス(パッシブ冷却) | 軽量・静音だが高負荷で熱くなりやすい |
| MacBook Pro M5 | 冷却ファンあり(アクティブ冷却) | 高負荷時も安定しやすい・サーマルスロットリングが起きにくい |
とはいえ、Draw Thingsで趣味程度に画像生成を楽しむレベルであれば、MacBook Air M5でも十分使えます。「熱くなるのは仕様のうち」と割り切って、上記の対処法を取り入れながら使うのが現実的なスタンスです。
これからMacでAI画像生成を始めるなら、MacBook Air M5は入門〜中級用途に十分な選択肢だ。
Draw Thingsのインストールや基本的な使い方はこちらで紹介しています。
なお、ComfyUIでの動画生成も試みたところ、こちらはメモリ不足エラーで断念しました。M5 MacBook Airの限界については以下の記事も参考にしてください。
ComfyUIで動画生成を試したらメモリ不足エラーで断念した話【MacBook Air M5】

スタンドを使うだけでも違うんですね。やってみます!

気になるなら、アクティビティモニタのメモリタブを開いたまま生成してみると、リアルタイムで状況が確認できて面白いわよ。
まとめ
- MacBook Air M5でDraw Thingsを使うと、画像1枚の生成でも本体がかなり熱くなる
- 原因はファンレス設計とAI処理によるGPU高負荷の組み合わせ
- 故障ではなく、設計通りの動作(サーマルスロットリングで自己防衛している)
- 対処法:冷却スタンド・室温管理・インターバル・軽量モデルへの切り替えが有効
- ヘビーに使い続けるならMacBook Proへの移行が根本解決
「熱くなる=壊れる」ではありません。仕組みを理解して、うまく付き合うのが MacBook Air と AI 画像生成の現実的なスタンスです。
よくある質問
Q:Draw Thingsで本体が熱くなっても使い続けて大丈夫ですか?
サーマルスロットリングが働いて自動的にパフォーマンスを抑制するため、チップが壊れるほどの高温にはなりにくい設計です。ただし長時間の連続高負荷は避け、定期的に休ませる使い方が安心です。
Q:MacBook Air M5 16GBと24GBで発熱の差はありますか?
メモリ容量自体が発熱に直接影響するわけではありません。ただし、メモリが少ないとスワップ(仮想メモリ)が発生して処理が遅くなる分、高負荷状態が長引く可能性があります。AI画像生成を使うなら24GB以上が推奨です。
Q:MacBook AirでAI画像生成は実用的に使えますか?
趣味や検証レベルの用途なら十分使えます。熱くなる点さえ把握しておけば、Draw ThingsはMacBook Air M5で快適に動作します。大量生成や動画生成を想定するならMacBook Pro以上を検討することをおすすめします。
最終更新日:2026/05/09

