
美帆さん、前にMidjourney Videoの記事を読みました! でも実際に試してみたら、なんか思ってたのと違う動画になってしまって…。

結論から言うとね、Midjourney Videoはプロンプトの書き方次第で結果が大きく変わるの。基本の使い方を覚えたら、次はプロンプトを工夫する段階よ。今日はそこを掘り下げるわ。
以前の記事でMidjourney Videoの基本的な使い方をご紹介しました。今回はその続編として、「思い通りの動画に近づけるための実践的なコツ」をまとめます。
実際にいろいろ試してわかったのは、Midjourney Videoはプロンプトに何を書くかで出来上がりが大きく変わるということです。コツさえつかめば、イメージに近い動画を作れる確率がぐっと上がります。
コツ① 動きを「動詞」で具体的に指定する
Midjourney Videoで最も重要なのが、動きの指定です。「なんとなくいい感じに動いてほしい」という曖昧な指示では、AIが動きを勝手に解釈してしまい、意図と違う結果になりがちです。
効果的なのは、動きを動詞で具体的に書くことです。
| 曖昧な指定 | 具体的な指定 |
|---|---|
| woman moving | woman slowly turning her head to the left |
| ocean scene | ocean waves gently rolling toward the shore |
| clouds | clouds drifting slowly across a blue sky |
| candle | candle flame flickering in a slight breeze |
「どの部分が」「どの方向に」「どのくらいのスピードで」動くのかを書くと、意図した動きが出やすくなります。

「slowly」とか「gently」みたいな副詞も効くんですか?

効くわ。スピード感の調整に有効ね。「slowly」「gently」「rapidly」「dramatically」あたりはよく使うわ。逆に「suddenly」は動きが唐突になりやすいから注意が必要よ。
コツ② カメラワークを指定して映像らしさを出す
Midjourney Videoは、被写体の動きだけでなく「カメラの動き」も指定できます。これを使うと、一気に映像らしいクオリティになります。
よく使うカメラワードはこちらです。
- slow zoom in:ゆっくり被写体に近づく
- slow zoom out:ゆっくり引いていく
- pan left / pan right:横方向に流れる
- tilt up / tilt down:縦方向に動く
- drone shot:上空から俯瞰するような映像
- handheld:手持ちカメラのような揺れがある映像
例えば「cinematic landscape, slow zoom out, golden hour lighting」のように組み合わせると、映画のワンシーンのような動画が生成されやすくなります。

カメラワークまで指定できるんですね…! 映像制作の知識がなくても使えますか?

単語を知っているだけで使えるわ。「slow zoom in」「pan right」くらいを覚えておけば十分。難しい撮影技法の知識は不要よ。
コツ③ Midjourneyで生成した静止画を動画のベースにする
Midjourney Videoの強みの一つが、Midjourneyで生成した画像をそのまま動画のスタート地点として使えることです。
手順はこうです。
- Midjourneyで気に入った画像を生成する
- その画像をMidjourney Videoに読み込む
- 動きの指示をプロンプトで追加して生成する
テキストだけで動画を作るよりも、ベース画像があった方が構図や雰囲気のブレが少なく、イメージに近い結果が出やすいです。特にキャラクター画像を動かしたい場合は、この方法が安定しています。

GPT Image 2で作ったキャラ画像はMidjourneyのVideoに使えますか?

使えるわ。外部からアップロードした画像でも動画のベースにできるの。Midjourneyで作った画像との相性が一番いいけど、他のツールで作った画像でも試す価値はあるわよ。
コツ④ 複雑な動きは求めない
Midjourney Videoが得意なのは、シンプルで自然な動きです。「歩く」「話す」「複雑なアクション」のような、複数の身体部位が連動する動きは現時点では苦手で、崩れやすいです。
得意・苦手をまとめるとこうなります。
| 得意な動き | 苦手な動き |
|---|---|
| 風景・自然の動き(波・雲・炎) | 人物が歩く・走る |
| カメラワーク(ズーム・パン) | 手や指を使う細かい動作 |
| 髪・衣服のなびき | 複数人が絡む動き |
| 光・影の変化 | 口パク・表情の変化 |
得意な動きを活かした構成にすることで、クオリティの高い動画が作りやすくなります。

得意なことに絞って使うのが大事なんですね。風景系の動画とかは作りやすそうです。

SNS用の動画なら風景・自然系は本当に使いやすいわ。キャラクターを動かしたい場合は、髪や服がなびく程度の小さな動きを指定するのが今のところ一番安定しているのよ。
コツ⑤ 気に入らなければ同じプロンプトで再生成する
Midjourney Videoは同じプロンプトでも毎回異なる結果が出ます。1回で完璧な動画を目指すのではなく、「3〜5回生成して一番いいものを選ぶ」という感覚で使うのが現実的です。
プロンプトを変えずに再生成するだけでも、動きの方向やスピード感が変わることがあります。「なんか違う」と感じたらまず再生成、それでもイメージと違ければプロンプトを修正、という順番で試すのが効率的です。

何度も試すのが前提なんですね。それなら最初から気楽に使えそうです。

そうね。AI画像生成と同じで、「一発で決める」より「たくさん生成して選ぶ」の方がいい結果につながるわ。Midjourney Standardプランなら生成枚数の余裕があるから、気軽に再生成できるのよ。
まとめ:プロンプトの工夫で完成度が大きく変わる
Midjourney Videoを使いこなすための5つのコツをまとめます。
- ①動きを動詞で具体的に書く:「どこが・どの方向に・どのくらいのスピードで」動くかを明確に
- ②カメラワードを使う:slow zoom in / pan / drone shotなどで映像らしさが増す
- ③静止画をベースにする:Midjourneyで生成した画像を使うと構図が安定する
- ④得意な動きに絞る:風景・自然・カメラワークは得意。複雑な人物動作は苦手
- ⑤再生成を恐れない:同じプロンプトでも複数回生成して選ぶのが基本
最初はうまくいかなくても、プロンプトを少しずつ調整していくうちにコツがつかめてきます。基本の使い方は前回の記事でご紹介しているので、合わせてご覧ください。

コツを知ってるだけで全然違いそうです! さっそく試してみます。美帆さん、ありがとうございました!

最初の数本はうまくいかなくて当然よ。試行錯誤の中でだんだん自分なりのコツが見えてくるから、まずは数をこなしてみて。

